伝統工芸品・文化財
TRADITION
アララギ書画
アララギは、正岡子規の門弟である蕨真(けっしん)(本名 蕨真一郎)を中心とした歌人により明治41年(1908年)10月、睦岡村(現山武市)埴谷で創刊された短歌の同人誌です。明治36年根岸短歌会の同人誌「馬酔木」を伊藤左千夫を中心とした9名で創刊、5年後には「アカネ」と名を変えて編集は三井甲之の手に移りました。その9ヶ月後(明治41年10月)「阿羅々木」がここ埴谷の地で創刊、1号から3号まで発行されました。編集発行は蕨眞があたり、発行所を睦岡村埴谷の自宅に設け「埴岡短歌会」と称しました。以後4号からは東京都本所茅場町の伊藤左千夫宅で発行することになりましたが、今日の「アララギ」の種子は蕨眞の手によって埴谷の地に蒔かれ、現代歌壇の主流として続くことになるのです。
山武市には、当時のアララギ派歌人達の短冊や掛け軸が数点保管されています。
アララギに関する書画には次のようなものがあります。
・書籍 「林澗集」、「民間造林の中より」ともに蕨眞著
・書画 中村不折、内藤鳴雪、寒川鼠骨、石原純、赤木格堂、伊藤左千夫、蕨眞、中村不折、内藤成雪ら4名の寄せ書き
・短歌 蕨眞、蕨摂堂、伊藤左千夫、内藤鳴雪、森田義朗、村上鬼域、村上成之
住所 | 山武市埴谷1904-5 さんぶの森図書館 |
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問い合わせ先 | 0475-80-9101 |
開催場所 | 市指定文化財 |
交通機関(タクシー) | さんぶの森図書館及び山武出張所へは、JR総武本線日向駅からタクシーで5分 |