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伝統工芸品・文化財
TRADITION

石灯籠

石灯籠は、銘文によると貞享3年(1686年)に瀧川重左衛門、賀瀬茂兵衛、瀧川市郎右衛門、秋葉五右衛門、乙馬善九良、乙馬与市良、乙馬市左衛門、善塔善太良、善塔助次良の寄進によるものであります。石材は小松石(神奈川県産)を使用し、江戸時代の様式を良く残しています。蓮沼村史・第五節(地引網漁業)によると西宮市(兵庫県)の西宮神社に上総国の里人の寄進による石灯籠が2つあります。1つは元禄2年9月(1689年)に蓮沼村の里人と西宮の里人によるもの。もう1つは元禄11年8月(1698年)に上総の国の講中によるものです。それぞれの灯籠に、この石灯籠を寄進した里人と同様の名前が刻まれています。このことは、当時、九十九里浜の地引網、特に鰯漁を介し、関西漁民と蓮沼の人達との交流があったことが伺えます。いずれも、郷土の産土(うぶすな)神社に漁業の安全・豊漁を祈願して寄進したものです。

住所 山武市蓮沼イ1904
問い合わせ先 山武市教育委員会生涯学習課 0475-80-1451
開催場所 市指定有文・五所神社
交通機関(バス) 五所神社へは、JR総武本線横芝駅からバス横芝循環蓮沼行き「五所神社前」下車徒歩1分
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