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伝統工芸品・文化財
TRADITION

金剛勝寺の彫刻

山武市戸田の金剛勝寺所蔵。銅像阿弥陀如来(どうぞうあみだにょらい)及び両脇侍立像(りょうわきじりゅうぞう)と木造愛染明王座像(もくぞうあいぜんみょうおうざぞう)4体です。
 
・銅像阿弥陀如来及び両脇侍立像
本三尊像は、1つの船形光背に阿弥陀如来像の中尊と観音、勢至菩薩が両脇に立つ三尊形式で平安時代の末ごろから鎌倉時代にかけて全国的に盛んに造立された信濃善光寺の秘仏阿弥陀如来像三尊をモデルにした銅像造り三尊仏です。なお当時の三尊像は、県内でも大きな法量(中尊49.3センチメートル、両脇侍34.5センチメートル)を持っており、像容も形式化が少なく、作期も鎌倉時代と思われます。
 
・木造愛染明王座像
木造、彩色、玉眼、寄木造り。頭は、、正中で左右の面部材を寄せ、玉眼を嵌入しています。彩色は肉身部が赤、上はく部が金箔押、炎髪はさび漆、頭部獅子頭は黒である。法量は109.5センチメートル(台座を含むと216センチメートルになる)ある。作期は「元禄2年三度目の修復をする」と記されているので、江戸時代以前の作と思われます。

住所 山武市戸田1275
問い合わせ先 0475-89-0287
開催場所 市指定文化財
備考 金剛勝寺へは、JR総武本線成東駅からバス埴谷経由八街駅行き「下戸田」下車徒歩5分
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